木造軸組工法は、日本家屋の伝統的工法として古くから使用されているもので、在来工法とも呼ばれ、現在でも日本の木造住宅の多くはこの方法で建てられています。様々な立地条件や建築主のニーズに合わせた柔軟な間取り、増改築の容易性など、その利点は数え切れないほど。こうした利点は木造軸組工法の仕組みにあるのです。
木造軸組工法の基本的な仕組みは、土台の上に柱を建て、梁、桁、筋交いなどで骨組みをつくります。上から掛かる垂直の加重に対しては柱、梁など縦と横の軸で支え、地震や強風など水平に掛かる加重に対しては、筋交いなどの斜めの軸で支えます。 柱や梁の位置、長さなどが自由に設計できるため、プランニングの自由度が高く、間取りやデザインの建物を造ることが可能です。
また、構造材の交換なども容易なため、補修や増改築・リフォーム、住む人のライフスタイルの変化に対しても比較的低コストでフレキシブルに対応できます。 現在では、補修金具などでそれぞれ強固にジョイントされ、伝統の工法に先進の技術をプラスして耐震性・耐久性を高めています。
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品確法の「劣化の軽減」「維持管理」項目に対応
品確法の施工以来、誰もがいろいろな住宅の性能を比べた上で、家を建てられるようになりました。NEO-BASICⅢ・Ⅳは、三世代(75~90年)まで、長持ちさせるための対策が行われていると、国の関係機関から認定された工法です。 NEO-BASICⅢ・Ⅳが、家の大事な骨組みである木材を、腐朽菌とシロアリから守ります。
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沖縄の気候風土にも最適
NEO-BASICⅢ・Ⅳは、沖縄の気候風土にも最適です。沖縄は、日本本土に比べ、湿気が多く、日差し、台風、塩害など、家屋へのダメージの多い土地柄ですが、 NEO-BASICⅢ・Ⅳは、その厳しい気候風土にも十分耐えられるよう配慮されています。イー・フレスでは、NEO-BASICⅢ・Ⅳ工法が最適なパフォーマンスを発揮できるよう、土地、建築条件などに配慮した家づくりを行っています。
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高遮熱材『リフレクティックス』を標準装備
※屋根部分のみ標準装備リフレクティックスとは超湿熱環境で使用する宇宙服の反射絶縁材料から生まれた、わずか8mmの超薄型遮熱材です。屋根・外壁と室内の間に設置することで、室内への熱移動(幅射熱)を軽減。熱の吸収率は1%、放射熱も1%という高性能素材です。
『リフレクティックス』について詳しく
確かな構造を、確かな基礎で支える。イー・フレスは、
コンクリート容量の多い高強度な[布基礎一体型コンクリートベタ基礎]と、
床下の湿気をムラなく排湿する[キソパッキンロング]を採用しています。
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布基礎一体型コンクリートベタ基礎
従来の布基礎や一般的なベタ基礎に比べ、布基礎一体型コンクリートベタ基礎は、地盤面から基礎先端まで床下が高く、コンクリートの厚さや容積、鉄筋の量も割増設計としているので、建物の安定性に優れ高い耐震性を発揮します。
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キソパッキンロング
NEO-BASICⅢ・Ⅳのキソパッキンロングは、床下全周を風が通り抜け、隅ずみまでムラなく排湿。一般の床下換気の1.5~2倍の換気性能を発揮します。床下換気口を設けないので、配筋の切断も必要なく基礎は頑丈なまま。また、基礎と土台が接触しないため土台は常に乾燥状態で腐朽することがありません。
シロアリ10年保証!
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腐食しにくく、更新しやすいサヤ管ヘッダー工法
サヤ管ヘッダー工法のメリット
- 樹脂管のため、腐食や赤水などの心配が少ない(高耐久性)。
- 接続部がヘッダー部と水栓部だけなので、
漏水等の点検・維持管理が容易。 - 水道管の交換、メンテナンスがしやすい。
- ヘッダー部で分岐するので、
同時使用しても流水量の変化がとても少ない。
通気工法とは、構造体を透湿防水シートという材料で壁を覆い、
外壁材との間に外気が流れる通気層をつくることによって、空気と共に湿気を外部に放出し、
同時に室内側の水蒸気を壁の中に入れない工法です。
壁体内の結露や湿気を少なくすることでカビの発生を抑え、住宅の耐久性と快適性を向上させます。
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通気構法の必要性
住宅の高気密・高断熱の普及に伴い、壁体内の結露発生による柱・間柱・土台など構造体の腐朽、断熱材が濡れることでの断熱性能の低下など問題が起こりやすくなっています。「通気工法」は、壁体内に空気の通り道をつくり、排湿。住宅の耐久性と快適性を向上させます。
通気工法の3大メリット
- 壁体内の結露防止
- 室内側への雨水の浸入を抑制:暴風雨時の部材結合部分などから侵入した雨水を、すみやかに排出
- 遮熱効果:外壁の熱を、通気層が遮熱
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強くて頑丈な金物結合
一般の在来軸組工法は、木材の接合部分を切り欠きして、組み合わせる方法です。たくさんの切り欠きが必要になり、本来の強さが損なわれます。NEO-BASICの金物接合は、専用金物で接合を行い、木材への切り欠きを必要最小限に。 木材の本来の強さを残したままなので、「設計の自由度」も保たれます。
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ホールダウン金物
土台と通し柱とを堅結することで、大きな直下型地震にも、ビクともしない耐震性を発揮します。
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熊本地震から学び開発された筋交い金具を標準装備
木造住宅では、複数回の大きな揺れによって建物を支える筋交いが外れ、損傷し、建物の耐震性能が急激に低下して倒壊する恐れがあります。イー・フレスの家は繰り返される大地震にも粘り強く耐える筋交い「ブレスターZ600」を標準装備としています。
『ブレスターZ600』について詳しく